古城(長野県長野市戸隠宇和原)
今回も宮坂武男『信濃の山城と館 第2巻 更埴・長野編』(戎光祥出版)を参考にしながら歩いていきます。iPhoneをバッテリーがへたりきった6SからXRへと機種変更したので、しっかり写真を撮りました。
まずはiPhoneアプリのGeographica(https://geographica.biz/)で記録したトラックを示します。
ほとんど登りはありません。左上のGから入って時計回りに進みます(Sと重なってしまいました)。
入り口はこんな様子。右手に城郭を見ながら進みます。
注意して見ていると主郭と二の郭の間の堀切が見えます。道なりに進んで城郭南側に回り込むと、
登り口があります。
10メートルほど登ると城郭の上に出ます。ちょっと先に土橋が見えています。
土橋の上。
けっこうしっかりした堀切です。
渡ると三の郭。写真奥に主郭との間の堀切が見えていますね。
大きな堀切が待っていました。これを降りて登ると主郭。
登ったところから主郭を見ています。左曲がりの三角形の底辺あたりにいます。お楽しみはここから。
主郭と二の郭の間に二重の堀切です。堀切と堀切の間の土塁の上から撮っています。いいですね。多重の堀切は好きです。
二の郭です。このまま進んでいくと、
急な斜面を降りて四の郭とされる狭めの削平地に出ます。前掲書によると二の郭とこの四の郭の間にも堀切があるはずなのですが、はっきりしません。
宮坂武男先生は「堀や土塁が非常によい形で残されているので、大事にしたい城跡である」と記していますが、宮坂先生が記録したのは平成12年。この堀切に限らず、かなり埋まってきているのだろうと思います。
報告は以上です。